パームとゼロックス、手書き認識技術訴訟で和解

 Palmは、Xeroxとの特許侵害訴訟で和解するため、2250万ドルを支払うことに応じたと、両社が米国時間6月28日に発表した。

 Xeroxが1997年4月に起こした同訴訟は、PalmのGraffiti技術がXeroxの手書き認識ソフトウェア「Unistrokes」の特許を侵害しているとして争われていた。

 今回の和解金には、Unistrokesのライセンス料に加え、他の2件の特許も含まれている。しかし、その大部分は第2四半期全体の裁判費用で相殺されてしまうと、Xeroxは語っている。

 裁判所は2001年、Palmがライセンスを取得せずにGraffitiソフトウェアにUnistrokes技術を組み込んだことを認め、特許侵害で同社に有罪の判決を下した。Unistrokesは、携帯端末の画面上に手書きされたテキストを認識する技術。1997年にこの訴訟が提起された当時、PalmはまだU.S. Roboticsの一事業部で、「Pilot」デバイスや、他のPDAメーカーに販売するソフトウェアでGraffitiを利用していた。

 ワシントンDCの連邦控訴裁判所が2003年に下した判決も2001年の判決を支持するものだったが、今週に入るまで和解交渉がまとまっていなかった。

 2250万ドルの和解金支払いに加え、両社は、相互に取り決めた利用範囲に限り7年間は訴えを起こさないことにも同意した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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