PixPOのAidan Henry氏とそのチームがメールでのインタビューに応じてくれた(2006年5月)。
PixPOは、個人の所有するビデオや写真、音楽などのメディアファイルを自分のPCから「放送」するための究極のツールです。アップロードやコード変換を行う必要はまったくありません。これまではインターネットに1、2本以上の映像を載せようとするのは非常に面倒でした。それが今ではすべてのメディアファイルをPixPOに放り込み、ボタンを1つ押すだけ。これだけで、タグやRSSなどの機能を備えた自分のビデオ(メディア)ポータルが出来上がるのです。多数のビデオクリップを公開したいと考えている人にとって、飛びぬけて簡単でとても役立つツールです。
自分たちの経験を世界中に発信する人たちを支援しようという強い気持ちからこのプロジェクトを始めました。この当初の目的が、映像、写真、音声の分野へと除々に広がっていったのです。 UGC(User Generated Contents、ユーザー生成コンテンツ)の急増と「常時接続」ユーザーの増加も大きなチャンスとなりました。
これはフルタイムの仕事です。チームメンバーはそれぞれ最低週40時間以上働いています。
現在は20名ほどのチームメンバーがいます。経歴は非常に多岐にわたります。技術面では、ソフトウェア開発者、サーバやITの専門家、ウェブ開発者などがいます。事業面ではマーケティング部、事業開発部があり、経営陣がいます。
第一に、最高の技術を用いて完全な機能を備えた製品を開発することです。次に、エンドユーザーが理解するだけでなくその機能を最大限活用できるようなユーザビリティと機能性を確保することです。
PtoP技術から生まれた「peer2web (P2W)」という手法を採用しています。P2Wを、ある非常に素晴らしいキャッシング、ルーティング、ストリーミング、最適化の技術と組み合わせて使っています。
こうしている間にも、われわれはユーザーが自分のコンテンツやチャネルを販売できるような商用システムの開発を進めています。コミュニティ志向の仕組みも開発中です。例えば「edge of network」の検索機能、コメント、レーティング、パーソナライズ可能なテンプレートなどです。
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