ファンコミュニケーションズは5月16日、在庫や倉庫、販売システムなどを用意することなくECショップを開設できる「ドロップシッピングサービス」においてリアルコミュニケーションズと業務提携を行うと発表した。
今回の提携により、リアルコミュニケーションズが6月1日にベータ版のリリースを予定しているASP型ドロップシッピングサービスを、ファンコミュニケーションズのアフィリエイトサイト会員向けに共同でカスタマイズして、今秋にリリースする。
リアルコミュニケーションズは、インターネット上の卸売サイトにてEC店舗に対して商品を1点単位で受注する卸売サービスおよび、商品をECショップ名で安価に消費者に直送する物流サービスを2003年11月から提供している。ECの商品数1300点、店舗1200社との取引結果をデータベース化しており、本年4月には伊藤忠商事と資本提携し、2007年3月までに3万点、2008年3月までに6万点とする商品データベースの構築を予定している。
ファンコミュニケーションズは、アフィリエイトプログラム運営代行サービス「A8.net」を中心に、費用対効果の高い成果報酬型の広告プロモーションを企画、提案しており、2006年5月現在、延べ導入広告主数約4000、アフィリエイトサイト数約30万、プロモーション提携数約707万の日本最大級の規模で運営されている。
今回の提携により、ファンコミュニケーションズの国内30万のアフィリエイトサイトが、リアルコミュニケーションズの提供する豊富な商品をドロップシッピングサービスを通じて販売することが可能になり、商品数、サイト数ともに国内最大規模のドロップシッピングサービスとなる。ファンコミュニケーションズはECショップの勧誘や審査、サポートなどを担当し、リアルコミュニケーションズはシステムの開発やOEM供給、受注、出荷、代金回収などのバックヤード業務を担当する。
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