また、遮音性の高さも驚異的だ。環境音が実にきれいにシャットアウトされるため、プレイを開始したらすぐにゲームに集中できる。自宅でも、生半可なスピーカを使うくらいなら、E4gを使ったほうが絶対にゲームを楽しめるはずだ。
しかし、遮音性能が威力を発揮するのは、やはり屋外でのシーンだろう。携帯ゲーム機と一緒に町に持ち出してみたところ、電車内やファミレスなど、相当やかましい場所でも音がクリアに聞こえたのには驚いた。私物の3,000円クラスのカナル型イヤホンとも比較してみたが、やはり遮音性は段違いである。E2gもかなりのレベルで雑音をカットしてくれるが、後述のトリプルフランジ・イヤパッドを装着したE4gにはさすがにかなわない。とにかく場所を選ばずゲームに没頭できるので、ちょっと危険に感じたくらいである。使用の際には、電車やバスなどの乗り過ごしなどをはじめ、各種事故に十分注意していただきたい。
ただ、機種によっては、E4gはあからさまにオーバースペックとなる。一部の携帯ゲーム機やPCのオンボード音源などだと、発生し続けているかすかなノイズまで拾ってしまい、逆効果になることもあった。やはり、ちゃんとした音源と組み合わせて使用したいところだ。
最後に装着感だが、これもなかなかいい感じだ。ハウジングが非常にコンパクトにまとまっているため、長時間装着していても負担になることはない。ゲーミングエディションの3機種には、フレックス・イヤパッド、ソフト・フレックス・イヤパッド、フォーム・イヤパッドと、3タイプのイヤパッドが付属している。E3gとE4gには、フレックス・イヤパッドとソフト・フレックス・イヤパッドがS・M・Lの3サイズ、フォーム・イヤパッドが1サイズついてくる。E2gには、3種類いずれもS・M・Lの3サイズが用意されている。このあたり、ユーザーの好みで装着感を自在に調節できるのが嬉しいところだ。イヤパッドによって音質も変化するので、いろいろと試してみるといいだろう。さらにE4gには、より高い遮音性を持つトリプルフランジ・イヤパッドも付属している。これも1サイズだけだが、どんな耳にもフィットするようになっているので安心だ。
キャリングポーチやレベルコントローラ、イヤサポートなど、付属アクセサリが豊富なのもうれしい点だ。クリーニングキットもついているので、こまめにメンテナンスをしながら、末永くつきあっていきたい機種である。
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