2つ目は、「関係者を発見する」任務だ。この任務では、プレーヤーたちは、一般の人にまぎれ込んだ関係者を発見する方法を見出さなくてはならない。
最後は、いわゆる「創作的な」任務だ。この任務では、参加者は問題を解決し、ビデオカメラを使ってある種の映像作品を制作しなくてはならない。例としては、2050年の人気商品の概説などが挙げられる。クライアント企業の製品やサービスと何らかの関連性のある題材が選ばれる場合が多い。
The Spy Gameの構造の大部分は、The Go Gameに似ているが、Fraser氏によると、The Spy Gameで課される任務は、より深刻な内容で、スパイ映画のようなテーマに沿って展開するものが多いという。
プレーヤーたちは、スパイ映画の有名なワンシーンを再現し、その様子を撮影し、その映像を提出しなくてはならず、それが出来なければ逃走シーンを再現することになるだろう、とFraser氏は語る。
同氏の説明によると、一般に同社の顧客企業は、社員らがこのプログラムを通じて、職務経験を向上させるような方法で、スパイ映画などでおなじみのさまざまな苦境からの脱出方法を見出してくれることを期待しているという。
Fraser氏は、「彼らは1つのグループとして、それまで全く経験のない作業を行うよう求められる」と述べた上で、「例えば、Starbucksの店内に入って、そこにいる全員に(一般的に革命を支持するかと)質問するといった作業だ」と付け加えた。
Fraser氏によると、The Go Gameはこれまで、The Spy Gameプログラムをまだ4回ほどしか実施しておらず、同プログラムを直接経験したいずれの企業もこの件についてはノーコメントだという。
しかし、Mozillaのプロダクトマーケティング担当ディレクターのPaul Kim氏によると、同社はThe Go Gameの訓練を大変尊重しているという。
Kim氏は、「われわれは、(The Go Gameの)最終的な成果に大変満足している」と述べ、さらに「(同プログラムは)各チームに所属するメンバーのさまざまな経験や才能を最大限に引き出してくれる。また、このプログラムは、物理的環境とゲームの全体的な構造を融合させる形で行われるので、最大の効果が期待できる」と語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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