NTTドコモは4月13日、「音響OFDM」技術を開発したと発表した。この技術は、URLやテキストなどのデータを、音楽や音声などのオーディオ信号に乗せて送信し、携帯電話端末で受信できるというもの。今後、実用化を目指し研究開発を進めていく。
音響OFDMは、OFDM(直交波周波数分割多重)変調技術を音響領域に適用することにより、1kbps以上の伝送速度でURLや約100文字のテキストを約1〜2秒間で伝送することを可能にする技術。また、OFDM変調されたデータを、オリジナルのオーディオ信号の周波数分布に合わせて調整することで、OFDM変調による聴覚上の影響を低減している。
具体的には、オーディオ信号の高周波部分を切り取り、この部分にテキストデータなどを合成する。この技術を使用すれば、テレビやラジオの放送中に、番組に関連するウェブサイトのURLデータを、音声に乗せて送信するといったことが可能になる。
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