ユーザーによって更新されるビジネスコンタクト情報データベースを構築し、これを営業担当者に提供するJigsaw Dataが米国時間4月10日、1200万ドルの第3次資金調達を行ったと発表した。
資金調達の引受会社を務めたのはAustin Venturesのほか、これまでJigsawに投資してきたEl Dorado VenturesやNorwest Venture Partnersなど。
Jigsawのデータベースは、同社のメンバーにより投入されたものだ。メンバーは、料金を支払うか、自分が持っている情報を提供すると、これらのデータにアクセスすることができる。登録されたコンタクト情報は270万人、16万社分にまで成長し、今も1日あたり1万人分の情報が追加されていると、同社は述べる。
Austin Venturesのパートナーを務めるThomas Ball氏は声明で「Jigsawでは、多くの個人のパワーを利用し、膨大な量のデータを収集、維持するノウハウを持っている。このノウハウが、データ業界を変える可能性がある」と述べた。「ユーザーによって作成されたデータベースでは、データの透明性が確保され、これを利用することにより、各地の営業マンだけでなく、正確なビジネス情報を求めるすべての人々が仕事の効率性を向上させることができる」(Ball氏)
Jigsawは調達した資金を今後の成長に向けた起爆剤として利用するほか、新製品の開発やマーケティングの費用にあてる予定だと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築