スクウェア・エニックスと学研、シリアスゲーム事業で新会社「SGラボ」を設立

 スクウェア・エニックス(和田洋一社長)と学習研究社(遠藤洋一郎社長)は、ゲームの表現メディアとしての機能を活用した学習・啓蒙コンテンツ(以下、シリアスゲーム)の開発・販売で、業務提携を行うことに基本合意した。提携の第一弾として、5月1日に共同出資により新会社「SGラボ(エスジーラボ)」を設立する。

 コンピュータゲームは、文字や映像、音楽はもとより、双方向性やストーリー性、コミュニケーションなどの要素を統合し、かつユーザーによる主体的な関与を生み出すメディア。「シリアスゲーム」は、こうしたコンピュータゲームの表現メディアとしての機能とその開発技術、ビジュアル・デザインを応用することによって、社会のさまざまな分野における問題解決を目的として制作されるもの。海外ではすでに学校教育や職能訓練、公共機関による社会啓蒙活動などの多くの分野でシリアスゲームの利用が始まっている。

 新会社SGラボでは、スクウェア・エニックスのゲームコンテンツ開発における高度な技術・ノウハウと、学研の豊富な教育・知識コンテンツ・ノウハウ、教育機関とのネットワークとを集結・融合させ、(1)学校その他教育機関、(2)社会的啓蒙活動、(3)企業・職能トレーニング、(4)それ以外の個人的能力開発ーーの4つの分野を当面のターゲットとする。

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