韓国のLG Electronicsが2005年第4四半期、世界一のテレビメーカーの座を奪還した。一方、シャープは液晶テレビ部門における1位の座を維持した。
調査会社iSuppliによると、2005年第4四半期に、LGは世界市場の11%近くにあたる5700万台のテレビを世界に出荷した。第3四半期には、中国のTCL-Thomsonと韓国のSamsungに押され、LGは1位から3位に転落していた。
第4四半期の盛り返しが功を奏し、LGは年間でも世界第1位のテレビメーカーとなった。2005年通年で、LGのテレビ販売のグローバルシェアは10.2%で、SamsungとTLCはそれぞれ9.2%だった。
上記3社の強さは地域によって異なる。LGとSamsungは特に欧州、アジア、中南米、中東で強い。それに対して、TCLはRCAブランドを展開している中国と北米で強さを見せている。
メーカーの多くは液晶テレビやプラズマテレビの販売に力を入れているが、2005年は引き続き、従来のブラウン管テレビの出荷台数が多く、全体の82%を占めたとiSuppliは述べる。
液晶テレビ分野では、シャープが17.4%のシェアでトップの座を維持した。液晶パネル不足に苦しんだPhilipsは、第3四半期の第2位から4位に転落している。これによりソニーが2位に上がり、Samsungも順位を上げた。Philipsと液晶パネル工場を共有するLGは5位にとどまった。
一方で、プラズマテレビ分野では松下電器産業が、またリアプロジェクションテレビではソニーが、それぞれ1位の座を維持したと、iSuppliは述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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