デジタル映像分野のPC用ソフトウェアを開発するオネスト・テクノロジーは3月8日、自宅PCで受信したテレビ番組を外出先で視聴可能にするソフトウェア「MY-IPTV Anywhere」を発表した。
MY-IPTV Anywhereは、受信したテレビ放送を圧縮してインターネット上に送信するサーバソフトと、送信されたテレビ放送を視聴できるようにするクライアントソフトからなるシングルクライアント(単一ユーザー)専用の個人用テレビ配信システム。サーバソフトはTVチューナー搭載の自宅PCに、クライアントはテレビを視聴するPCにインストールして利用する。
自宅PCで受信したTV番組や、ハードディスクに録り溜めた映像を、インターネットに接続できる環境であればどこからでも視聴可能だ。視聴用のクライアントPCから自宅PCを遠隔操作し、チャンネル選局、チャンネル巡回表示、電源のオンオフといった操作もできる。
配信フォーマットは、個人向け製品としては業界初となるH.264(MPEG-4 AVC)を採用し、MPEG-4やWMVに比べ、高画質での映像配信を実現している。また、専用のダイナミックDNSサーバを利用するため、ダイナミックIPアドレスの設定が不要で、ネットワークに詳しくないユーザーでも利用できる。
対応OSは、配信側、受信側ともにWindows 2000 Professional、XP Home Edition、Professional、Media Center Editionとなっている。
日本市場では、インターネットサービスプロバイダへのOEM提供を中心に展開していくほか、パッケージ販売も計画している。ISPへのOEM提供を今春より、パッケージ販売を今夏より開始するとしている。パッケージ版の価格は1万円前後となる予定。
なお、リリースに先駆けて、3月9日〜15日にドイツ・ハノーバーで開催されるCeBITにてベータ版のデモンストレーションを行う。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス