花王、私ってどんな顔? 20台のカメラが「他人の視点」で光学的に評価

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 花王(尾崎元規社長)は2月20日、あらゆる角度から顔を同時撮影できる「多視点画像解析システム」を開発したと発表した。

 上下左右に設置した20台のカメラと50台のライトでさまざまな光の条件のもとで顔を同時に撮影し、解析ソフトにより画像を光学的に定量評価する。

 顔の表情は自然な状態のまま、正面をはじめ横や斜めなど、他人の視線で見た自分の顔画像を知ることができ、メイクの仕上がりや素顔がどのように見られているかを客観的に確認できる。

 また、屋外、室内といった条件で光をコントロールしながら、角度の違いで異なる、肌の見え方の微妙な変化が、どのように顔全体の美しさや印象に与えているかを評価することもできる。撮影した画像を「色」「明度」「反射」「散乱」などの光学的な数値や情報を視覚化する画像解析を使って、メイクの仕上がりや素肌の美しさの定量的な評価を得ることも可能。同社ではシステムで収集した解析データを今春発売のファンデーションの開発に応用している。

 同社が05年に20代の女性217名を対象に行った調査では、8割の人が「他人の横顔をチェックする」と解答。「人から見られると不安と思う顔の角度」について4割の人が「正面」と「横顔」としており、他人の視線を強く意識し、正面以外の視線を気にしていることがわかった。しかし、これまでのように顔の角度を変えて観察したり、カメラの位置を変えて撮影する方法では、ストレスで顔が動いたり、表情が変わるほか、光の条件も影響しデータを正確に把握することが難しかった。

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