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三越、富士通、電子タグを使った未来型店舗サービスの実証実験を実施

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 三越(石塚邦雄社長)と富士通(黒川博昭社長)は三越の店舗で電子タグを使った実証実験「日本版フューチャーストア・プロジェクト」を実施すると発表した。

 実験は、1月31日-2月13日の2週間、三越銀座店2階にある自主編集セレクトショップ「ニューヨークランウェイ」で行う。経済産業省の未来型店舗サービス実現に向けた電子タグ実証実験の一環で、商品のプレミアムジーンズ5000着に電子タグを取り付け、店頭や倉庫での在庫管理、顧客サービスと業務改善の効果などを検証する。

 陳列棚や店舗内倉庫の在庫は、電子タグを読み取るリーダーを設置した商品陳列棚を導入し管理。電子ペーパーを使った電子棚札で在庫情報をお客に表示し、販売機会損失の削減、顧客満足度や販売員の利便性向上などを確認する。また、試着室に大型液晶パネル付きIP電話と電子タグリーダーを設置して試着室内でサイズ検索ができるようにする。ほかにもタッチパネル端末で、お客が希望する条件の商品と詳細情報提供も行う。

 経産省の実験のほか、三越では「次世代型顧客管理システム」「次世代型SCM(サプライチェーン・マネジメント)システム」の独自実験も実施。モニターとなるお客50人にアクティブタグ(自己発振型電子タグ)を貸し出し、お客がアクティブタグを持って来店すると、来店状況や購買履歴などの情報を販売員の携帯電話型モバイル端末に知らせる。販売員は情報をもとに、お客に合わせた接客を行い、満足度などを測定する。

 「次世代型SCMシステム」は、納品代行業者がジーンズに電子タグを取り付け、バーコードと電子タグを合わせして作成した「関連付け情報」をEDI(電子データ交換)の「事前出荷明細情報」として使うことで、検品や伝票が不要になるかを確かめる。

 三越では06年4月をめどに、銀座店の「ニューヨークランウェイ」に電子タグを使った在庫管理システムを実際に導入することを予定している。独自実験のシステムについても実験の効果を確認した後、1年後をめどに導入を検討する。

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