AT&Tが、テキサス州でインターネットベース新しいサービスを立ち上げ、テレビ市場への進出を果たした。
AT&Tはこれまでの約1年間を費やして、IP技術を利用したテレビネットワークを開発してきた。同社は今回、テキサス州サンアントニオにおいて限定されたユーザーに対し、このネットワークを利用したサービスを提供開始した。
AT&Tは現在、米三大テレビ局に加え、HBO、MTV、ESPN、Discovery Channel 、A&Eを含む200チャンネル分の番組を提供している。
AT&Tによると、IPネットワークを介して提供される新サービスでは、従来のケーブルネットワークベースのサービスに比べ、双方向性が高くなっているという。もっとも、同社の広報担当Denise Koenigは、こうした双方向性の高い機能の多くが、新サービスでまだ実現されていないことを認めている。
それでも、Koenigは、AT&Tの新サービスについて、ケーブル会社が提供するテレビサービスとは一線を画するものだと強調する。例えば、同社のサービスでは、チャンネルをスムーズに変更することができ、視聴者はタイムラグによるストレスを感じないという。これは、多くのデジタルケーブルテレビ会社が抱えている共通の問題だ。
AT&TのTVサービスは、ピクチャーインピクチャー機能も備えているため、視聴者は親画面で特定の番組を楽しみながら、別ののチャンネルをチェックすることができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」