英国首相Tony Blairと首相官邸の職員が、官邸公式サイト「10 Downing Street」において、首相の日常業務の舞台裏を映像で公開している。
現地時間2日に公開された「A Day in the Life」は、Blairの業務を撮影したドキュメンタリーと、起伏の多い首相という立場について本人が語るインタビューから構成されている。3期連続政権を維持しているものの、有権者の間でBlair人気が下降する中で、このビデオクリップは公開された。
クリップの目玉の1つは、官邸で行われる内閣委員会にBlairが参加する様子が収められた映像だ。同サイトによれば、こうした会議でカメラが回されるのは初めてだという。
Blairは、「決まり切った1日というのは存在しない。毎日異なる仕事に取り組んでいる。予想もしない出来事が日々起きている。朝と晩ではまったく違う1日になっていることも珍しくない」と、インタビューの中で語っている。
数日にわたってBlairを追った映像には、国会で演説したり、抗議に対応したり、外国の要人と歓談したり、子どもたちとサッカーボールを蹴って遊んだりする様子などが収められている。
「首相の立場にいると、すべての発言が記録され、一挙手一投足に注目が集まる。したがって、誤った発言をするどころか、ちょっとした誤解をしただけで大問題に発展し、苦汁をなめる結果となる。わたしもそうした経験を何度かしている」と、Blairはビデオで話した。
それでもBlairは、首相としての役割は苦労して務める価値のあるものだと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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