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ブログから流行の兆しをいち早くつかむ「kizasi.jp」--キャンペーンの効果測定にも - (page 2)

永井美智子(編集部)2005年12月22日 12時43分
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APIも公開、効果測定ツールとしての展開も

 CACはシステムの受託開発やコンサルティングなどを主に手がけている企業だ。kizasi.jpは新規事業の1つとして、同社の若手技術者を中心に結成されたプロジェクトチームから生まれた。2005年にはkizasiの事業化が決定し、9月には「KIZASI事業推進室」が設立された。なお、KIZASI事業推進室は現在6名という。

KIZASI事業推進室の潮栄治氏(左上)、田中昇太郎氏(右上)、稲垣陽一氏(左下)、渥美純司氏(右下)。以前会議室であったところをそのまま開発室として利用しているという

 kizasiβでは検索エンジンのAPIを公開しており、他社のサービスと連携できるようになっていた。このAPIを利用するとkizasiβのランキングをブログなどに表示できる。たとえばランキングジャパンはこのAPIを利用して、過去24時間にブログで最も話題になった言葉を「きざし語ランキング」として紹介している。また、kizasiβではジャンル別のランキングも公開していた。

 CACでは、kizasi.jpでもAPIの公開やジャンル別のランキング提供を予定している。ただしジャンル別ランキングについては、これまではどの単語がどのジャンルに入るかというデータをすべて自社で辞書として作成していたが、今後は専門データを持つ企業とパートナー関係を築く考えだ。

 また、CACでは企業などを対象に、kizasi.jpのシステムをマーケティングツールとして提供していく計画を持っている。指定した単語がブログでどの程度話題になっているかをグラフ化して時系列に表示できるため、例えば自社の製品のプロモーションに対する反響を企業のマーケティング担当者が簡単に把握できるというのだ。複数の単語の結果を比較することもできるため、競合他社の製品と話題性を比較するといったことも簡単にできるという。

 「ブログの場合、アンケートとは違う自由コメントが得られる利点がある。キャンペーンによって話題が増えたのか、狙いが当たったかということがわかる」(潮氏)

 同じようなサービスとしては、コンサルタントとして知られる藤元健太郎氏が社長を務めるD4DRの「ブログキーワード検索サービス」がある。kizasi.jpの場合は指定したキーワードに関連して登場するキーワードがわかるため、どんな状況下でその商品が使われているかといった点や、「楽しい」「つまらない」など商品に対するリアクションがリアルタイムにブラウザ上で把握できる点が強みだ。2006年初頭のリリースを目指している。

 CACではkizasi.jpをベースにした企業向けツールの販売やコンサルティングのほか、 kizasi.jpへの広告掲載、ランキング自体のコンテンツ提供などで収益を上げていく考えだ。売上目標は2007年度までに10億円としている。

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