ニューヨーク発--Hewlett-Packardは米国時間12日、テレビ会議用の新製品を発表し、コラボレーション市場のリーダーを目指す姿勢を強調した。
ビデオ会議システム「HP Halo Collaboration Studio」は、電子会議用のインフラとコラボレーションソフトウェアで構成される。HPによると、従来製品と大きく異なる点は色の調整が可能な点で、こうしたビジュアルエクスペリエンスを通して、現実感のある共同作業が実現できるという。
「新製品は従来のテレビ会議市場の様相をガラリと変えるだけでなく、人々の仕事のやり方をも世界規模のレベルで変えるだろう」と、HPのイメージング&プリント部門エグゼクティブバイスプレジデントVyomesh Joshiは述べた。
Joshiは、同社が新製品で、カラーサイエンスやイメージング、ネットワーク技術を開発してきた経験を生かしたほか、「Shrek」や「Madagascar」などの作品を手掛けたDreamWorks Animationと提携して、Haloのコンセプトを考案したと述べた。
DreamWorks最高経営責任者(CEO)のJeffrey Katzenbergによると、同社が新製品を開発しようと思ったのは、既存のテレビ会議製品に大きな不満を感じていたためだという。
「2001年9月11日の同時多発テロ事件が起きた後は、各地で仕事をしているデザイナーをまとめるのにとても苦労した」と同氏は述べた。
現在のところ、Haloで提供される製品構成は1種類。Haloシステムで用意される会議室は6人用で、3台のプラズマディスプレイやスタジオ並の品質をもつオーディオ機器、照明器具が装備される。3台のカメラがとらえた画像は、会議室の前方と左右に設置されたスクリーンに映し出される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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