週末の英国ヘメルヘムステッド近郊の石油貯蔵基地爆発による被害を受けた企業の中には、IT企業も含まれていた。
12日現在ウェブサイトがダウンしているNorthgate Information Solutionsは、ロンドン北西部のダコラム区に所在するバンスフィールド石油貯蔵基地の爆発により、本社ビルが「深刻な被害を被った」と述べた。同社は、企業の人事部門や公共機関にITサービスを提供している。
爆発当時、Northgateの従業員4人が社内にいた。同社によれば、このうち3人がけがをして病院に運ばれたが、すでに退院したという。
Northgateは、建物および屋内の備品や機材が「深刻な被害を受けた」と述べている。同社はまた「用意されていたバックアップシステムまで修復不能となった」と付け加えた。
同社は声明のなかで、「それゆえ、Northgateでは、顧客にサービスを提供することがは一時的に困難になっている。わが社では現在、過去に練習を重ねた業務継続プランが実行に移されている。これによりNorthgateは、遠隔地のデータセンターや、英国内に構えるオフィスを利用してサービスを回復することができる」と述べた。
同社は財務的な損害の程度について、「保険をかけているため、被害は限定的である。建物と屋内備品、そしてあらゆる業務上の損害は保険により十分にカバーされる」と述べている。
Northgateは今回の爆発による長期的影響が「深刻になることはなさそうだ」としている。
なお3Comでは、同社のEMEA(欧州、中東、アフリカ)本部も被害を受けたが、従業員に負傷などの報告はなかった、と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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