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次のキラーアプリは「カレンダー」--「When 2.0」カンファレンス開催 - (page 2)

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 MicrosoftのBjordahlは、パネルディスカッションの後に行われたインタビューの中で、同社が、Outlookの次のバージョンに搭載するカレンダープログラムの開発に「かなりの資金」を投入していると述べた。この新しいOutlookは来年後半に発売予定の「Office 12」に含まれることになっている。Outlookは最初のバージョンが1990年代後半に出されたが、それ以来、電子メールの機能強化が優先され、カレンダー機能(の強化)はほとんど忘れ去られていたと同氏は言う。しかし、現在ベータ版が公開されている次のバージョンでは、「さらにすっきりとした、簡単に使える」ユーザーインターフェースが追加され、さらに業界で事実上の標準になっている「Internet Calendar Protocol」のサポートも強化されるほか、共有機能も強化されるという。

 Microsoftなどの主要企業が機能の強化を図る一方で、複数の新興企業でもこのチャンスをものにしようとしている。そのなかには、以下のような企業がある。

  • Renkoo(本社:シリコンバレー)は9カ月前に設立された新興企業で、同カンファレンスでも最も話題になっていた企業の1つ。自社製品の発売はまだだが、CEO(最高経営責任者)のAdam Rifkinは、来年はじめに公開予定だとするウェブサイトを披露した。Renkooはイベントサイト「Evite」の軽量バージョンのようなものだが、規模の大きいグループやイベントに特化するのではなく、友人との外での夕食や、仕事帰りの映画鑑賞や飲み会など、友人同士のイベントのスケジューリングや計画に対応する。ユーザーは、簡単なプロファイルを作成し、提案されている集まりについて友人と連絡を取ったり、ウェブや電子メール、携帯電話のSMSを使って詳細を詰めることができる。同社は広告収入から利益を得る計画だ。
  • 10月に設立されたばかりのZvents(本社:カリフォルニア州メンローパーク)では、インターネット上に強力なイベント検索エンジンがないことに目を付けている(同社では、この検索エンジンをカンファレンスに参加したGoogleの幹部らにもデモしていた)。

     同社は、数千件のイベントを場所、時間、テーマ別に検索できるようにする。検索結果は、地図、リスト、あるいはカレンダー形式で表示させることができ、イベント情報は個人のカレンダーに保存したり、RSSで書き出すこともできる。訪問者は、知り合いのイベントを月別あるいは日別、もしくは知り合いのタイプ別に表示することができる。こうすれば、友人や家族とのスケジュール調整が簡単になる。また、同サイトでは一般行事や特定のイベント(野球チームのスケジュールなど)のカレンダーも簡単にブログに組み込めるようになっている。この無償サービスは、イベントの主催者やローカル広告の掲載主から利用料を徴収する。

  • Trumba(本社:ワシントン州シアトル)というソフトウェア会社は、イベント公開ツールを披露したほか、新聞社のKnight Ridderとの提携をアピールした。同社はツールを開発し、これとKnight RidderやTribute Companyなどのサイトに販売している。各サイトでは、これらのツールを使うことでローカルイベントの情報集約や表示が可能になる。ユーザーには、新規イベントの追加、イベントの保存や個人カレンダーへの書き出し、友人へのスケジュール設定済みカレンダーの公開、友人への電子メールによるイベント通知が可能となっている。

 それでも、一部の参加者はこの市場にどんなチャンスがあるのかがはっきりしないと語った。

 「たくさんの人々が同じことしていると知って驚いたが、皆がいうほどこれが苦痛のタネになっているとは思えない」とある参加者は述べている。「私の場合、Outlookは非常によく機能しており、また家族も紙のカレンダーでうまくやっている」

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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