ソニーが、すでに競合各社がひしめくネット電話事業の分野に参入した。
ソニーは米国時間16日、「Instant Video Everywhere(IVE)」というウェブベースの無料電話サービスを発表した。この新サービスはコンピュータユーザー間での通話を目的としたもので、同社のウェブサイトにある広告によると、ビデオカメラを内蔵した最新ノートPC「Vaio BX」にバンドルされるという。
今回の動きの背景には、従来の電話会社がかつて独占していたサービスの支配権を失いつつあるいう事情がある。9月にはオンラインオークション最大手のeBayが、VoIPサービス大手Skypeの買収を発表。eBayは売り手と買い手とのコミュニケーション強化にSkypeを利用する計画だ。
Yahoo、America Onlineなどでも、IVEに似たビデオチャットサービスを提供している。この種のサービスは以前から一部の熱心な愛好者から支持されていたが、より幅広く、一般的なインターネットユーザー顧客を獲得することには苦戦していた。
ソニーは6月に、IVEの企業向けサービスを発表した際、一般ユーザー向けにVoIPサービスを提供する考えを示唆していた。なお、同社幹部からのコメントは得られなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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