アップルは11月16日、日本の携帯オーディオ市場で販売台数シェアが約6割 に達したと発表した。直近の「BCNランキング」11月第2週の販売台数シェアで は、アップルが59.8%と6割に迫る勢い、さらに販売金額シェアでは71.6%と なり、このマーケットでの強さが際立っている。
8月のiTunes Music Storeの日本上陸、9月のiPod nano、10月の動画対応の 第5世代iPodと積極的な戦略投下が、シェア拡大に結びついた。8月時点ではア ップルの販売台数シェア39.4%に、2位のソニーが16.5で迫り、Rioが10.1%と 続く混戦模様だった。しかし、ソニーの勢いが衰えると同時に、Rioが市場か らの撤退を発表。9月以降差が一気に開き始めた。アップルの販売台数シェア は9月には5割台に到達、直近11月第2週に59.8%となった。さらに、販売金額 では71.6%と高いシェアを確保した。
一方、2位のソニーはこれまでかろうじて販売台数の2桁シェアを確保してき たが、直近では9.7%と1桁台に後退。しかし今週末の19日には携帯オーディオ の新シリーズ「ウォークマンAシリーズ」の発売を控えており、年末の携帯オー ディオ市場では熱い戦いが繰り広げられそうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」