日本電気(NEC)は11月7日、次世代映像符号化方式「H.264/MPEG-4 AVC」に対応したソフト新製品を発表した。ストリーミングコンテンツ配信ソフト「StreamPro/Streaming-MPEG Ver5.0」と、エンコードソフト「3GVirdnet H.264 Encoder for StreamPro」の2種で、いずれもストリーミングコンテンツ管理/配信システム「StreamPro」に向けたもの。税別価格はそれぞれ60万円〜と75万円。11月9日より出荷を開始する。
StreamPro/Streaming-MPEG Ver5.0は、H.264/MPEG-4 AVCの基本仕様「H.264 Baseline Profile」に対応する。同ソフトを利用して、高品質な映像を小さなデータ容量で配信できるという。音声付き2倍速再生、スロー再生、コマ送り再生など、さまざまな再生機能を備える。
RTSP(Real Time Streaming Protocol)やRTP(Real-time Transport Protocol)といった映像配信プロトコルもサポートしており、「セットトップボックスとも容易に接続できる」(同社)。また来年度にはマルチキャスト配信と「H.264 High Profile」にも対応させる予定。
3GVirdnet H.264 Encoder for StreamProは、コンテンツをH.264 Baseline Profile方式に変換することで、高品質な映像と音声によるビデオオンデマンドサービスを提供できる。
NECでは、「通信事業者、ISP/ASP事業者、放送局などを中心に販売活動を展開する」としている。
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