Unix系のオープンソースOS「OpenBSD」の最新版が公開された。新バージョンでは、ハードウェアサポートが強化されたほか、RAID管理能力も追加されている。
OpenBSDプロジェクトの創設者兼リードデベロッパのTheo de Raadtは、米国時間1日にリリースした最新版について、いろいろなサブシステムが変更されていると述べた。
「バージョン3.8では、新機能の追加も含め、システムの大部分に大幅な機能の改善を加えている」と、同社は新バージョンのリリースを告知する電子メールのなかで述べている。
OpenBSDは、10月18日で開発開始から10周年を迎えたが、新バージョンではIBMのノートPC「ThinkPad」の一部で使われているアクセラレーターや、追加のイーサネットアダプタがサポートされるようになったほか、RAID管理プログラムなどのユーティリティも多く追加されている。このRAID管理プログラムは、あらゆる種類のコントローラも容易にサポートするための基本的な管理機能を実行できると、de Raadtは10月に明らかにしていた。
「提供される機能は、非常に基本的であり、必要最低限のものだ。これは、このRAID管理プログラムで、すべてのRAIDコントローラを同じようにサポートしたいという考えに基づくもので、意図的にそのようにしている。『このコントローラはまったく別物だ』という、特別な考え方は不要にしたい」(de Raadt)
同RAID管理プログラムは当初、AMI RAIDコントローラだけをサポートする。しかし、今後は他社のコントローラもサポートしたいと、de Raadtは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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