次期Firefoxのベータ版が公開された。次期バージョンには、パッチの自動アップデート機能が搭載されたほか、ブラウザナビゲーションを高速化するための改良が加えられている。
「Firefox 1.5 Release Candidate 1」は、まもなく登場する次期バージョンのプレビュー版だ。次期バージョンの正式版は、これまでに何度か公開が延期されてきたが、2005年末までにはリリースされる予定だ。
Mozilla FoundationのFirefox Projectウェブサイトには「今回のベータ版は、あくまでもテストのために公開されたものである。そのため、エンドユーザーサポートは一切提供されない。(サポートが提供されないことに)不安を感じる人には、Firefox 1.0の最新版を使用することを勧める」と書かれている。Mozilla Foundationは同オープンソースブラウザの開発を支援する団体だ。
Firefox 1.5 Release Candidate 1は、ナビゲーションが変更されたほか、Mac OS Xのサポート範囲が拡大されたり、パッチの自動アップデート機能が追加されたりするなど、複数の新機能が加えられている。さらに、1つ前のページに戻ったり、1つ先のページを参照したりするためのボタンも改善され、ナビゲーションが高速化している。
セキュリティ機能に関しては、ポップアップブロック機能が強化されたほか、キーボードショートカットやメニューバーを利用して個人データを素早く削除することも可能になった。
また同ベータ版では、バージョン10.2以降のMac OS Xに対するサポートも改善され、SafariやMac版Internet Explorer(IE)から設定内容を移行することが可能になった。
Firefoxは急速な勢いユーザー数を伸ばし、MicrosoftのIEを脅かす存在になりつつある。同オープンソースブラウザは、登場から1年を待たずに1億回のダウンロードを達成している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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