ECナビ(旧アクシブドットコム)は10月31日、同社のリサーチ事業を子会社化し、「株式会社リサーチパネル」を11月1日付けで設立すると発表した。代表取締役には、ECナビにてリサーチ事業の責任者を務めていた佐野敏毅氏が就任する。
ECナビは、価格比較サイト「ECナビ」を通じて、アンケートリサーチ会員を約100万人抱えている。リサーチパネルを分社化することで、ECナビ会員以外のリサーチ会員の取り込みをねらう。
リサーチパネルは、提携会社のクロス・マーケティングと共に事業を展開する。リサーチパネルの豊富なリサーチ会員数を活用し、クロス・マーケティングの営業力でリサーチのクライアントを獲得する。
将来的には他社メディアとも連携し、リサーチ会員数の拡大を目指す。ECナビはサイバーエージェントの関連会社だが、「サイバーエージェントの持つメディアだけでなく、幅広いメディアと連携し、会員数を増やしたい」(同社)としている。
なお、インターネットを利用したリサーチ事業を展開する会社としては、マクロミルや、ヤフーの「Yahoo!リサーチ」、ネットマイルの「ネットマイルリサーチ」などがあるが、各社のリサーチ会員数は、マクロミルが約36万人、ヤフーが約40万人、ネットマイルが約275万人となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」