沖電気、05年度中間決算は営業損益が赤字転落、デジタルデフレが原因

 沖電気工業(篠塚勝正社長)が10月27日に発表した05年度(06年3月期)中間連結業績は、売上高が3190億円(前年同期比0.2%減)と若干の減少、営業損益が41億円の赤字(前年同期は15億円の黒字)に転落、これにともなって経常損失が56億円(同5億円)、最終損失が38億円(同29億円)と赤字幅が広がった。

 篠塚社長は、「デジタル・デフレの進行で主要商品の価格下落が激しかった」と、利益が確保できなかった原因を述べた。主力ビジネスの情報通信システムは、営業損益で16億円の赤字(前年同期は2億円の黒字)になった。また、「半導体とプリンタの価格下落も予想以上だった」という。

 05年度通期連結業績予想については、7月28日の時点で売上高7200億円(前年度比4.6%増)、営業利益285億円(同4.8%増)、経常利益215億円(同1.4%増)、最終利益115億円(2.7%増)の見通しを、価格下落が続くことから売上高7100億円(同3.1%増)、営業利益190億円(同30.2%減)、経常利益130億円(同38.6%減)、最終利益65億円(同41.8%減)に下方修正した。

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