世界における無線ネットワークサービスの売上総額が向こう4年間で3倍以上に増加することが、米国時間20日に発表された市場調査会社In-Statの報告書で明らかになった。
In-Statによると、全世界における無線ネットワークサービスの売上総額は、2005年には9億6900万ドル、2009年には34億6000万ドルに達する見込みだという。
これについてIn-Statは、アクセスポイント数の増加が売上増に拍車をかけていると指摘する。また同社は、アクセスポイントの数が向こう4年間で現在の10万カ所から倍増すると見ている。
しかし、この増加のペースも短期的には失速するという。特に2006年初頭は市場が成熟し始めるため、大きく減速するというのがIn-Statの見方だ。
また長期的には、利用時払い方式のサービスにおける価格の低下、サービス利用者数の増加、無料アクセスポイントの増加という3つの要因により、接続毎にかかる料金の平均価格が下落する、とIn-StatのアナリストAmy Cravensは述べている。
In-Statによると、無線ネットワークサービス分野で、今後最も売上が伸びるのはカフェ/レストラン部門だという。コーヒーショップ、ファストフード店、レストランなどで構成される同部門では、アクセスポイントの数が現在の4万カ所から2009年までに2.5倍増の10万カ所弱にまで増加すると、同社は予測する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス