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au、子どもと高齢者を囲い込みへ--月額基本料を1575円に

永井美智子(編集部)2005年09月21日 18時51分
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 KDDIと沖縄セルラーは9月21日、小中学生および60歳以上の高齢者を対象に、au携帯電話の月額基本料金を1575円にする割引サービス「家族割 ワイドサポート」を11月14日より開始すると発表した。年間契約を前提とした「年割」と、家族がau携帯電話を使っている場合に適用される「家族割」を契約したユーザーが対象となる。

 家族割 ワイドサポートはCDMA 1Xの新しい料金プランである「サポートプラン」を契約している場合のみ適用される。サポートプランの月額基本料金が3570円だが、家族割 ワイドサポートを適用した場合の基本料金は、auに加入した月から3カ月間が月額2100円、4カ月目以降は1575円となり、最大で55%の割り引きとなる。なお、無料通話分は含まれず、通話料金は10秒あたり10.5円となる。

 また、両社は割引サービスの拡充に伴い、家族割の契約台数を従来の6回線から10回線に増やしている。

 家族割 ワイドサポートを導入する理由について、KDDIでは子どもに携帯電話を持たせたいと考える保護者が増えていることを挙げる。同社の調査によれば、子どもが塾などに通うなど何らかの条件下にある場合も含めると、子どもに携帯電話を持たせたいと考える母親は全体の69%にのぼるという。また、月額基本料金が2000円未満であれば約50%が払っても良いと考えているとのことだ。

 高齢者については60歳以上の層にも携帯電話が普及し始めており、20%以上の人が「今後携帯電話を持ちたい」と答えたことから、需要があると見ている。

 携帯電話市場が飽和しつつあることから、auでは子どもや高齢者というまだ携帯電話を持っていない層を開拓し、シェアを伸ばす考えだ。auは現在、中学生以上の学生を対象に基本使用料金と通話料金が最大50%安くなる割引サービス「ガク割」を提供しており、10代を中心に人気を集めてシェアを伸ばした経緯がある。

 また、携帯電話業界では早ければ2006年にも、契約する通信事業者を変えても電話番号を変えずに済む番号ポータビリティ制度が始まる予定で、家族割引サービスを強化することで利用者が他社に流れるのを食い止める狙いもある。

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