Microsoftは米国時間8日、マルチプレイヤーオンラインゲームサービス「Xbox Live」の次期バージョンの価格体系を発表した。
同社はユーザーの年間契約を促進することを考えて、この新しい価格体系を設定したと述べた。また、ユーザーは、クレジットカードなしでサービスに登録することができるようになるという。
Microsoftは、大きな期待が寄せられている次世代ゲーム機「Xbox 360」を2005年末までに提供開始する予定だ。Xbox 360が計画通りに発売されれば、Microsoftはライバルのソニーと任天堂より何カ月も早く、次世代ゲーム機の市場投入に成功したことになる。ソニーと任天堂はそれぞれ、次世代ゲーム機の「PlayStation 3」と「Revolution」を2006年に発売する計画だ。
Microsoftは「Xbox Live」を2002年より提供しており、現在では、その加入者数が200万人を上回っているという。同社は、オンラインサービスを次世代ゲーム機戦略の中核に位置付けており、同サービスのユーザー数をさらに増やしたいと述べている。
Microsoftは、Xbox 360の所有者全員に「Xbox 360 Silver」の会員権を無料で提供すると述べた。Silverの会員は、オンラインゲームやXbox Liveコミュニティにアクセスしたり、テキストと音声のメッセージを送受信したりすることができる。また、デモやゲームの予告編などのコンテンツを購入できるXbox Live Marketplaceにも参加することが可能だ。Marketplaceではコンテンツ以外にも、新しいゲームレベルへのアクセス権や武器、キャラクターなどのアドオン機能を購入できるという。
また、Xbox 360のプレイヤーは50ドルで「Xbox Live Gold」の会員権を購入できる。Gold会員は、Gold会員のみがプレイできる「プレミアム」のマルチプレイヤーゲームに参加することが可能だ。これらのマルチプレイヤーゲームのなかには、マッチメーキング機能やフィードバックツールが強化されているものも数種類あるという。
Goldの年間契約に加入したくないユーザーは、1カ月および3カ月単位で課金されるサービスを利用することもできる。料金はそれぞれ8ドルと20ドル。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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