Microsoftがニューヨークで店舗用の物件を探している。その目的は、人目を引く場所で製品を展示することにあるようだ。
不動産仲介業者らによれば、Microsoftは、過去に出店したサンフランシスコの店舗より、かなり大規模な物件を、ニューヨークのタイムズスクウェアで探しているという。
Microsoftが目をつけている物件の1つが1 Times Squareビルであると、Newmark Retailで同ビルの仲介を担当しているJeffey Rosemanは述べる。
同ビルの売り込みを過去3カ月間続けてきたRosemanは、同ビルの一角のリースについて、MicrosoftからNewmark Retailに問い合わせが入ったと述べる。
「こちらから彼らにアプローチしたわけではない」とRosemanは言い、「彼らが市内の物件を探しているので、彼らと物件について話をした」と述べている。
一方、Roseman によると、Microsoftがどの程度の広さの物件を求めているのか、ニューヨークのどのあたりを希望しているのか、物件の使用目的が何かは、ほとんど明らかにされていないという。
「わたしは、Microsoftがショールームとして使う物件を探しているではないかと推測している」とRosemanは述べ、「ブランド戦略の一環として、タイムズスクウェアにショールームを開設する企業は多い。こうした企業は、販売店というより、シアターのような役割を果たす空間を作りたいのだ」と付け加える。
Microsoftが再び店舗を構えれば、増えつつあるコンシューマ向け製品の展示場所を確保することができる。
Microsoftの「Windows Media Center」は、近々リリースされるXbox 360と同様、リビングルームへのさらなる進出を狙って開発された製品だ。
Microsoftは、音楽プレイヤーやポータブルビデオプレイヤー向けのソフトウェアで、Apple Computerやソニーに対抗しようとしている。同社はまた、「Windows Mobile」オペレーティングシステムで携帯電話市場にさらに食い込もうとしている。
一方、Microsoftは、ニューヨークで物件を探している件について、コメントを控えている。
Microsoftの広報担当者は、「不動産に関しては、Microsoftはいつでも機会とニーズを見極め、追求している。関係者すべてに配慮し、噂が広がらないようにするため、この件に関して現時点ではコメントできない」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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