アルファデータは8月22日、ユーザーがPCから離れると自動的にPCをロックし、不正使用を防止する個人認証のPC無線セキュリティシステム「AD-PCROCK」を8月下旬に発売すると発表した。
「AD-PCROCK」はユーザーの持つカード型の微弱電波トランスミッターと、PCに接続するレシーバ機能を搭載したUSB認証トークンを1セットとする無線個人認証システムだ。トランスミッターの電波をトークンが受信している間だけでPCのロックが解除される仕組みで、ユーザーがトランスミッターを持ったまま約2m程度離れると自動的にPCをロックする。USBポートの位置関係で電波の受信状態が不安定になる場合は、付属ケーブルを利用して最適な場所にトークンを設置することも可能だ。
ロックと解除はともにトークンによる電波の受信状態で自動的に管理されるため、ユーザーはパスワードの入力や認証トークンの抜き差しなど、本来のPC操作と関係のない操作から解放される。また、パスワードの盗難による不正使用の心配もない。PCがロックされている間は、起動していたアプリケーションウィンドウのすべてをカバーするため、不正な操作だけではなく覗き見も防止できる。カード型トランスミッターとUSB認証トークンは1対1の識別コードで認証しており、複数導入時にも誤作動はない。
携帯のためのネックストラップが付属し、3Vリチウムバッテリーで連続2000時間以上動作可能なカード型トランスミッターとUSB認証トークンのセットで、店頭販売予想価格は4980円となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス