NTT東日本など、宮城県沖地震の発生を受け災害用伝言ダイヤルを設置

永井美智子(編集部)2005年08月16日 15時50分

 NTT東日本とNTTコミュニケーションズは8月16日、同日11時46分頃に発生した宮城県沖を震源地とする大規模な地震によって、電話がかかりにくくなっていることから、「災害用伝言ダイヤル(171)」の運用を12時7分に開始した。

 災害用伝言ダイヤルは、被災地に住む人の安否確認や、集合場所の連絡手段としてメッセージを録音できるサービス。30秒以内で最大10件までメッセージを保存できる。

 今回の場合、市外局番が「022」で始まる電話番号がメッセージの登録、再生の際にキーとなる。メッセージの登録、再生は全国からできる。利用には発信地から対象番号のエリアまでの通話料金がかかる。

 午後2時現在の災害用伝言ダイヤルの利用状況は、メッセージ録音件数が約5870件、メッセージ再生件数が約1万70件で、総利用件数は約1万5940件となっている。

 なお、両社は12時時点で全国から宮城・岩手・福島へかける通話を規制しており、通話量の最大約70%程度を規制していたが、午後2時20分時点ですべての規制を解除した。また、両社によれば電話サービスおよびフレッツ・サービスに関する通信設備に異常は起きていないとしている。

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