MIT、通話中の態度を改善するソフトウェアを開発

Michael Singer(CNET News.com)2005年08月15日 12時14分
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 電話で雑な対応をしてしまう人でも、次に電話に出るときはもっと丁寧な態度が取れるようになるかもしれない。

 マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)が、「Jerk-O-Meter」と呼ばれる製品を開発した。このソフトウェアは、声の状態からストレスのレベルを測定し、自分の態度がどの程度人の気に障っているのかを、0から100の段階で表示するものだ。

 同プロジェクトを率いるAnmol Madan(MIT Media Lab博士課程在籍)によれば、同製品の名称は、会話に対する興味の度合いをスピーチパターンを利用して計測するという、Madanの研究について話し合っている際に、彼の妻が考えついたものだという。

 結果的に、Madanは通話中の声の様子やストレスを測定し、そこから何種類かの行動を導くソフトウェアを開発した。同プロジェクトに当たるグループは、相手の感情をうまく読み取る技術に関しても研究中だ。

 「このテクノロジーは、人が何かに没頭していたり、興味を引かれていたりする瞬間を把握する機器やコンピュータの開発に利用できる」(Madan)

 Jerk-O-Meterソフトウェアには、通話中の声が乱暴になってきた場合に、それをテキストメッセージで本人に知らせるといった利用法がある。あるいは、自分が非常に忙しく、注意深さがやや欠けている状態であることを通話相手に知らせるよう、ソフトウェアを設定することも可能だ。

 Jerk-O-Meterは、同テーマに関する未発表の研究や、5分間のスピードデーティング60件を分析したMITの論文「Voices of Attraction」から、その着想を得ている。同論文では、言語的および非言語的な手がかりを基にして、人の関心の度合いを測定することは可能だと結論づけている。また、次はウェアラブルな「social signaling meter(他者に合図を発するための計測器)」に取り組むことが示されている。

 Madanは、互いに見知らぬ200名の被験者を集め、男女別のペアを作って会話をしてもらい、同ソフトウェアの検証を行った。検証では、LinuxベースのVoIP(Voice over IP)とZaurus端末、さらにMITフェローリサーチャーRon Caneelが開発したアルゴリズムが用いられたという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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