社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、青森県警生活環境課サイバー犯罪対策室と青森署が7月13日、ヤフーオークションを悪用して権利者に無断で複製したコンピュータソフトウェアを販売していた青森市の無職男性(39歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕したという。
この男性は、2005年4月28日ごろから5月7日ごろまでの間、ヤフーオークションを悪用して募った岩手県の男性ほか1名に対し、「AdobePhotoshop CS 日本語版」、「Adobe Illustrator CS 日本語版」、「Microsoft Windows XP Professional」、「Microsoft Office Professional 2003」をCD-R4枚に複製し、4枚セットを2000円で郵送販売していた。
警察の調べでは、北海道から沖縄県まで全国31都道府県の約170人に海賊版を販売し、これまでに34万円を売り上げていた。また、逮捕当日の家宅捜索では、パソコン3台のほか、複製したCD-Rや未使用のCD-Rなどが押収された。
今回の事件の端緒は、5月に同県警のホームページに匿名の情報が寄せられたことだった。ACCSでも、権利者からの情報でこの男性の海賊版販売を把握しており、同月にヤフーに対して1日で16回にわたって男性の出品した海賊版ソフトの情報について削除を要請していたという。
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