NTTドコモは7月6日、平らな台の上に携帯電話を置くだけで充電ができる新型充電器をパナソニックモバイルコミュニケーションズと共同で試作したと発表した。
試作機は電磁誘導を利用して充電電力を送る。携帯電話の置き台に送信用コイルを、携帯電話の電池蓋に受信用コイルを配置した。電池蓋に薄型コイルを組み込んだことで、携帯電話のハードの設計を大幅に変更する必要がなくなり、電池蓋の部分と若干の電気配線の変更で実現できるという。
両社が試作した新型充電器 |
非接点充電技術と呼ばれる今回の技術は、電気ひげ剃り機や電動ハブラシなどで利用されている。今回の試作機は薄型のコイルを使ったことで、これまでのものより電力変換効率が約2倍に高まったとしている。
FOMA P900i用電池を充電した場合、充電時間は約120分となる。従来の充電方式でも充電には約90分かかるため、両社は十分実用に耐えうるとみている。
今回の非接点充電技術を使うと、防水端末が実現可能となるほか、充電端子が不必要なため故障の減少につながる。
試作機の主な仕様は以下のとおり。
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