goo、有効期限が“間際”の商品やサービスを扱うEC事業進出

別井貴志(編集部)2005年06月24日 18時31分

 NTTレゾナントは6月24日、gooにおける新たなEC分野拡大に向けて、ヨーロッパを中心とした世界14カ国で展開する欧州最大手のECサイトである英lastminute.comの日本法人ラストミニット・ドット・コムが実施する第三者割当増資を引き受けて業務提携すると発表した。6月24日払い込みで、NTTレゾナントはラストミニット・ドット・コムに19.86%出資する。

 lastminute.comは、欧州の大手ECサイトの1つで、メール配信会員を約1000万人を有し、流通総額2000億円以上を誇る。特徴は、利用期限間際の商品やサービス、いわゆる「間際商品」を販売したい事業者と、安価で購入したい消費者とをマッチングさせることだ。例えば、出発間際のパッケージツアーや航空券、ホテルなどの宿泊施設をはじめ、各種チケットやギフト、雑貨などを取り扱っている。日本では2002年6月にサイトが開設され、メール会員は40万人以上いる。

 NTTレゾナントは、業務提携によってgooのEC事業における品揃えを拡充し、検索サービスやコンテンツなどのメディアサービスと連携したEC事業を展開する。間際商品という時間によって変化していく新たなECサービスを展開することで差別化を図り、ラストミニット・ドット・コムの国際的取引網で蓄積された様々な商材の取引用データベースを活用する。

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