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マイクロソフト、Sender IDの本格普及に向けて強硬策 - (page 2)

Joris Evers (CNET News.com)2005年06月23日 18時03分
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 Microsoftの一方的な動きは、インターネットユーザーにとってマイナスになるとEverett-Churchは言う。「Sender IDは広く実装された技術ではない。つまり、平均的なユーザーは、自分の正当な電子メールがHotmailユーザー側ではスパムと分類されてしまう危険を抱えることになる」(Everett-Church)

 専門家らは、Sender IDの抱える問題のひとつとして、電子メールの転送サービスで使えない点を挙げている。Sender IDの基本的前提は、あるインターネットドメインから送信されたとする電子メールが、本当にそのドメインと関係のあるメールサーバから送られたものかどうかを確認することだ。

 「たとえば、大学時代に使っていたアカウントから転送された電子メールでは、Sender IDが機能しなくなる」とMessageLabsのシニアアンチスパム技術者、Matt Sergeantは指摘する。

 標準策定団体のIETF(Internet Engineering Task Force)は昨年9月、Sender IDの作業部会を解散したが、それでもMicrosoftではSender IDを推進しようとしている。おそらくこれは、同社の会長兼チーフソフトウェアアーキテクトであるBill Gatesが公言した「2006年までにスパムを封じ込める」という約束を実現するための、最後の手段と考えられる。

 「自分の電子メールの正当性を強化し、さらに自分のドメインとユーザーを保護したいと思っているのであれば、すべてのドメイン所有者やメール送信者がSPFレコードを公開するべきであり、それに向けていまから計画を立てなければならない」とMicrosoftのSpiezleは述べている。

 Spiezleは、HotmailとMSNでフィルタリングを行うことは、電子メールを送信する人がSender IDを採用するよい刺激になると説明する。同氏によると、多くの人が、奨励策なしにはSPFレコードを公開しないという。「われわれは板ばさみの状態にある。われわれは、すべての人に事前に警告することで、正しいことを行なおうとしているだけだ」(Spiezle)

 だが、Forrester Researchのアナリスト、Jonathan Pennは、Sender IDの採用を促進するMicrosoftの取り組みは失敗に終わる可能性が高く、このように期限が短い場合はなおさらだと述べている。「Hotmailは、組織や企業に対して、Sender IDの採用を命じる立場にはない」(Penn)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向 けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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