インタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG、高田佳夫社長)、ディーツーコミュニケーションズ(D2C、藤田明久社長)、ナノ・メディア(藤野千明社長)の3社は、携帯電話へのテレビ番組表サービスの提供で提携した。来春までにNTTドコモ、KDDI、ボーダフォンの3キャリア共通のプリインストール型テレビ番組表(地上アナログ放送向け)の提供を開始する。
IPGとD2Cは、04年にNTTドコモ端末向け「Gガイドモバイル」サービスの提供を開始。同サービス対応のiアプリ「Gガイド番組表リモコン」は、NTTドコモ「901iシリーズ」以降のFOMAに標準搭載されている。また、3月からはiモードの情報サイト「とくするメニュー」から「Gガイド番組表リモコン」のダウンロード提供を開始し、「900i/506iシリーズ」にも対応した。番組表に広告スペースを設けることで月額利用料を無料とした。
一方、ナノ・メディアは、KDDI(au)、ボーダフォン端末対応の携帯電話向けテレビ番組表アプリを提供している。04年にauの「W22SA」を始め4機種にアプリモコンEZを標準搭載。また、05年夏に発売予定のアナログTVチューナー搭載携帯電話「W32SA」「A5511T」にもEZテレビ専用アプリを標準搭載する予定。
3社は今後、より利便性の高いサービスの提供に向けて協業するとともに、放送局や搭載予定の通信キャリア、メーカーとも協力関係を構築していく方針。また、現在はアナログ放送用の番組表サービスに限定しているが、将来は地上デジタル放送用の番組表にも取り組む。携帯電話という身近なツールで番組表が閲覧できるサービスにより、地上デジタル放送の視聴促進・拡大を支援していく。
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