電子情報技術産業協会(JEITA)は6月14日、2005年4月期の移動電話国内出荷実績を発表した。移動電話の国内総出荷数は332万8000台で、前年同月比4.6%減となった。そのうち、携帯/自動車電話は328万2000台(前年同月比5.0%減)。携帯電話の世代別内訳は、第3世代(3G)が218万5000台(同23.3%増)、第2世代(2G)が109万8000台(同34.8%減)。3Gは2005年1月以降4カ月連続で6割を超え、「2Gから3Gへの移行が引き続き進展している」(JEITA)
携帯/自動車電話の合計出荷台数が2カ月連続で前年割れとなったことに対し、JEITAは「今後の需要喚起には、キャリアの定額制、電子決済、音楽などの多様なサービス展開に加え、3Gならではのデザイン性など、機器としての魅力が重要と考えられる」とする。
公衆用PHSは4万5000台で、前年同月に比べ37.7%増となった。JEITAは「一部キャリアによる音声定額制サービスなどが需要を喚起した」と分析する。
4月の契約数をみると、移動電話全体の純増数は43万2800台で、前月に比べ48.8%減少した。累積契約数は9190万6700台となり前月比0.5%増。人口普及率は72.4%。そのうち携帯電話の純増数は43万7700台で前月比48.8%減。累積8743万5300台で同0.5%増。一方、PHSは同月に解約が4900台あり、累計447万1400台(同0.1%減)となった。
また、携帯電話のIP接続サービスは同月に43万9100件の契約を獲得し、増加数は前月比50.3%減。累積実績は7559万2900件で前月比0.6%増となった。IP接続加入率は86.5%。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス