デルは6月3日、企業向けのデスクトップPC「OptiPlex」シリーズに、欧州(EU)による有害物質の使用制限指令(RoHS)の鉛フリー化への対応をはじめ、低騒音、放熱性といった環境に配慮した新モデル「OptiPlex GX620/520」を追加した。
筐体はBTX形式のマザーボードに対応しており、GX520がデスクトップ/スモールフォームファクタの2種類、GX620はさらにミニタワー/ウルトラスモールファームファクタを加えた4種類から選択できる。EUが2006年7月から施行するRoHS指令の鉛フリーに筐体/マザーボード/電源装置が適合している。BTXを採用したことにより、低騒音性/放熱性も高い。
性能は、米IntelのGMA950グラフィックスボードを搭載することで、従来のGX280シリーズに比べてグラフィックススが最大2倍以上向上した。CPUはPentium4やCeleron Dプロセッサを搭載。デュアルコア・プロセッサにも対応する予定がある。管理性は、筐体前面に4つのLEDを配し、HDDの動作状態やネットワーク接続状態、16種の障害状況を表示する「ダイレクトディテクト」機能を持たせた。
ユーザーがカスタマイズを行えるBTO方式を採用しているため、価格は構成によって異なるが、GX620の推奨構成価格が14万3850円、GX520の推奨構成価格が8万850円。
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