Microsoftが、Windows 2000オペレーティングシステム(OS)向けにはInternet Explorer(IE)の新しいバージョンを投入しないと認めたことから、同社の方針に対して一部で批判の声が上がっている。
Microsoftのある社員が、先週末に公開したブログのなかで、Windows 2000向けにはIE 7がリリースされないことを認めた。
「われわれがWindows 2000用IE 7のリリースを計画していないのは、別に驚くべきことではない。そうしない理由の1つは、Windows 2000がライフサイクルの終わりにさしかかっていることで、もう1つは、IE 7のセキュリティ機能の一部がXP SP2のOS機能に依存しており、それをWindows 2000に移植し直す作業が簡単には済まないからだ」と、このブログには書かれている。
Windows 2000は2010年までサポートされるが、Microsoftは今年の6月末で、同OSの設計変更や新機能についてのリクエスト受付を終了する。
このMicrosoftブログを読んだ数多くのWindows 2000ユーザーが、同OS向けのIE 7が出ないことを知って不満を漏らしている。
Garryという読者は、Microsoftが2010年までWindows 2000をサポートしながら、ユーザーに最新ブラウザを提供しないのは矛盾していると述べている。
「重要なのは、Microsoftが2010年までWindows 2000のサポート期間を延長するといっていることだ。これは、企業や一般ユーザーが少なくともその時点まではWindows 2000を使い続けるとMicrosoftが認識していることを示すものだと思う。もしそうだとすると、(IE 7が出されなければ)ユーザーは2010年になっても、明らかに時代遅れのIE 6 SP1を使い続けているということになる」(Garry)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果