富士通は、通信事業者とサービスプロバイダを対象に、情報家電をPDAや携帯電話などから遠隔制御できるようにする「情報家電ネットワーク・ソリューション」を6月初旬から提供開始する。価格は個別見積もり。
同ソリューションは、情報家電にかかわる新サービスを提供するためのフレームワークとなるもの。富士通研究所が開発した、不正アクセスを防止する安全性の高いアクセス技術をベースにしており、通信事業者とサービスプロバイダのサービス内容に合わせた柔軟なシステムの構築が可能。
利用者は、外出先から携帯電話やPDAを利用して家庭内の情報家電に接続し、(1)監視カメラの画像の閲覧、(2)ドアロックの施錠、(3)電灯の入/切、(4)DVDレコーダの予約タイマー設定、(5)家庭内のパソコンに格納された情報の閲覧―─などの操作を簡単・安全に遠隔制御できるようになる。
主な特徴は、(1)IPv4とIPv6の両通信プロトコルに対応、(2)アクセスごとに割り付ける接続許可番号をホームゲートウェイで確認し、なりすまし端末を排除する技術によって高いセキュリティを実現、(3)携帯電話やPDA、PCなどさまざまな端末で、特別なソフトを使わず操作可能、(4)一度ログインするだけで複数の家電を操作可能―─など。
同ソリューションを導入することで、通信事業者などは、電話回線による現在のホームセキュリティやホームオートメーションを、ブロードバンド回線によるIPネットワークサービスに発展させることができ、IP電話やテレビ電話などを組み合わせた新しいサービスの構築が可能となる。
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