日本ユニシス・ソリューションは5月30日、GPS機能付き携帯電話で撮影して取得した画像や位置情報をウェブサイトの地図上に自動的に表示し、管理するソフトウェア「GPS携帯ソリューション」の販売を開始した。同社は、同ソフトウェアを使ったシステムインテグレーション(SI)サービスも提供する。
このソフトウェアを使用すると、GPS携帯電話で撮影した写真をウェブサイトの地図上に自動配置するシステムが構築できる。いつ、どこで、何をを撮影したかを管理でき、画像の公開や非公開、コメントなどの設定もPCから行える。ユーザー情報管理など他システムとの連携機能のインターフェースはWebサービスで実装しており、ブログを登録しておけば画像を外部ブログに送付するシステムも実現できる。
典型的な利用シーンとして、同社はウェブ写真アルバム、口コミ情報の収集と公開、輸送情報、観光情報、事故情報、不動産物件情報の提供、工事進捗管理などを挙げている。インターネットサービスプロバイダや報道機関、自治体、旅行業界といった業界向けに販売し、今後3年間で同ソフトウェアを利用したSIサービスも含め10億円の売り上げを目指す。
なお、このGPS携帯ソリューションは、有限会社assistantが持つ独立行政法人情報処理推進機構の平成15年度IPA未踏ソフトウェア創造事業採択案件「位置情報を用いた都市型空間情報ハイパーリンクシステム」をベースに開発したものであり、関連した特許が出願されている。
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