NTTは5月24日、市販のPCサーバとIPネットワークを使って非圧縮のハイビジョン映像10本を同時に送受信できる映像サーバ「i-Visto eXmedia server」を開発したと発表した。
映像サーバは、NTT未来ねっと研究所開発が開発した技術で、複数の市販PCサーバを低遅延な内部結合ネットワークで結合して映像を送受信するクラスタ化する技術を採用した。さらに、NTT研究所が商品化を進める「i-Visto gateway XG システム」を組み合わせることで、非圧縮ハイビジョン映像の伝送、蓄積、配信までをIPネットワークを使って実現することが可能だ。
同社では本システムをベースに、ユーザーのニーズを取り入れた放送業界向け映像素材サーバシステムとして来年度中を目処に商品化を予定。また、同時配信性能の向上を目指すとともに、高品質映像がいつでも好きな場所で見られるよう、フルIP化された映像ネットワークの実現を目指していく。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス