Hewlett-Packard(HP)は、情報技術を扱うリソースや知識を持たない小規模企業向けに、簡単にセキュリティを実装するためのサービスを提供開始する。
HPは、Symantecと共同でウイルスやスパイウェアからネットワークを保護したり、パッチ管理やデータバックアップを行ったりするサービスを中小企業に提供する。
HPでは、この新しいセキュリティ/データバックアップサービスを従業員1人あたり1カ月20ドルで提供する予定だ。
HPが米国時間19日にニューヨークで開催した「Smart Desktop Management Service」の発表会に出席した同社の顧客企業からは、ビジネスの大きな助けになるとの声が上がっていた。
ロサンゼルスに拠点を置く法律事務所のWeston BenshoofでITディレクターを務めるChuck Ostrowskiは、このサービスは価格的に妥当だと評価した。「何かが起こるのを止めることはできないかもしれないが、リスクの減少にはつながる」(Ostrowski)
HPによると、Smart Desktop Management Serviceは、中小企業における重要なビジネスプロセスが支障無く運用されることを支援し、重要なデータをバックアップするものだという。しかし、同サービスの発表に際して、顧客データ紛失時の補償については明らかにされなかった。補償の予定について質問を受けた同社幹部は、回答を避けた。
「良い質問ではあるが、答えを持ち合わせていない」とHPの中小企業向け部門でシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャを務めるKevin Gilroyは答えた。「データの値段をどうやって決めるかを考える必要がある」(Gilroy)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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