東芝は、放送前の録画予約ランキングが分かる「おすすめサービス」機能などを搭載したHDD&DVDレコーダー「RDシリーズ」の新モデルなど3機種を、6月中旬より発売すると発表した。
この「おすすめサービス」のネット機能は、ネットワークにつながるHDD&DVDレコーダーを持つ東芝のRDシリーズならではの新機能だ。全国のユーザーの予約データをネットワークを通じて集計し、予約番組ランキングを作成して提供するというもの。バラエティやドキュメンタリーといったジャンルや、朝の番組、昼の番組など時間帯別にランキングが得られる。
「おすすめサービス」のトップ画面(RD-XS57)
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このほかにも、自分と好みが似ている人の予約データをもとに番組を推薦する「みんなからのおすすめ」機能、自分の予約履歴などをもとにした「あなたのおすすめ」機能もある。なお、予約機能を使用することで個人が特定されることはないという。「何万人のデータがあれば、似通った人はいるはず。自分では見つけられなかったものが発見できるかもしれない」と東芝 デジタルAV事業部 DAV商品企画部 商品企画担当の青山幸司氏は新機能の可能性をアピールした。
「RD-XS57」
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なお、録画予約ランキング機能やおすすめ番組機能が利用できるのは、今回発表されたRDシリーズのうち、300GバイトHDDを搭載した「RD-XS57」(店頭予想価格10万5000円前後)、160GバイトHDDを搭載した「RD-XS37」(店頭予想価格8万5000円前後)の2機種のみとなる。どちらも東芝の電子番組表であるWEPGに対応、2番組同時に録画できる「W録」モデルとなっている。既存のRDシリーズでネットワーク機能を持っていても、おすすめ機能は使用できない。
エントリー層向けの新シリーズも登場
RDシリーズは、高機能なチャプター編集などを持ち、パワーユーザーから絶大な支持を集める一方で、エントリー層には操作が難しいという声もあった。今回、この声に応える形でライトユーザーに向けた「カンタロウ AK-G200」(店頭予想価格7万5000円前後)を発表した。
RDシリーズとはコンセプトや操作性も違うとして、新たなラインアップとして展開していく。取扱説明書を見なくても録画や再生、消去が行えるよう、リモコンのボタンを減らして見やすく大きくするなどし、操作性やデザインを大きく変更したという。従来のRDシリーズと基本機能はほとんど変わらないとしており、操作性や見せ方を変えることで、エントリーユーザーでも使いやすくしたものだ。なお、ネット機能には対応していないため、電子番組表はADAMSのみの対応となる。
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