携帯電話メーカー大手のNokiaは、誕生して間もないモバイルTV業界の成長を図るため、自社が保有する技術の詳細を明らかにし始めている。
Nokiaは米国時間10日、欧米やアジアで携帯端末にデジタルTV放送を配信する際に利用している標準的な手法を公開した。今回公開されたDigital Video Broadcast-Handheld(DVB-H)技術は、QualcommのMediaFloをはじめとする様々な類似技術と競合する標準規格。DVB-Hをサポートする企業は、同規格の方が低コストで、製品に素早く変更を加えられると述べる。
NokiaのバイスプレジデントRichard Sharpは声明のなかで、今回の動きについて、「市場の成長を促すために、オープンスタンダードの策定や相互運用性の確立に貢献していくという、われわれの決意の表れである」と述べた。
DVB-Hは、Nokia以外に、英国の無線通信事業者O2や、モバイルTVネットワークの構築を計画するマルチキャストネットワーク事業者のCrown Castle Mobile Media、携帯電話用のインフラ機器プロバイダUDcastなどのほか、Texas IntrumentsやIntelといった複数のチップメーカーからも支持を得ている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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