オーシャンブリッジ(高山知朗社長)は、Microsoft Officeを始めとするアプリケーションの文書ファイルを、コンテンツセキュリティ技術「Visual Rights」を埋め込んだ「CSF」ファイルに変換するファイル変換・コンテンツセキュリティ設定ソフトウェア「Net-It Now」日本語版(米Informative Graphics社製)を配布開始した。同社Webサイトから無料でダウンロードできる。セキュリティ設定ソフトウェアの無料ダウンロードによる提供は業界でも初めて。
「Net-It Now」は、あらゆるファイルを各種セキュリティ設定を付与した「CSF」(Content Sealed Format)に変換することで、電子メールやWebサイトなどのインターネット環境でも、情報漏えい・改ざんを防止しつつ、安全にファイルを配布・共有できるソフト。
CSFファイルには、独自のコンテンツセキュリティ技術「Visual Rights」による高度なセキュリティ設定を埋め込むことができる。セキュリティ設定項目一覧としては、(1)閲覧パスワード設定、(2)閲覧可能期限の設定、(3)印刷の許可・禁止、(4)テキストコピーの許可・禁止、(5)長さ・面積計測の許可・禁止、(6)マークアップの許可・禁止、(7)画面表示時や印刷時の透かし、バナーの設定、(8)背景に「持ち出し禁止」と印刷して無用な印刷を抑止、(9)256bit暗号化――など。
Microsoft Officeの場合、ツールバーに追加される変換ボタンをクリックする。その他のWindowsアプリケーションの場合は、「Net-It Now」をプリンタとして選択して印刷する。その後、「Visual Rights」の設定画面が表示され、必要なセキュリティ設定を選択して変換ボタンをクリックすると、CSFファイルが作成される仕組み。CSFファイルの表示は、PDF、TIFF、CSFに対応した高速・軽快・多機能な無料ビューワソフト「Brava! Reader(ブラバ!リーダー)」で表示する。
今後同社では、「Visual Rights」とCSFファイルに対応する各種ソフトウェアやソリューションを提供していく予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス