オークションサイト「ビッダーズ」などを運営するディー・エヌ・エー(DeNA)は、6月1日に同社の携帯電話専用オークション事業部門を分社化し、新会社モバオクを設立する。モバオクは、6月21日をめどにKDDIを割当先とした第三者割当増資を実施、両社は業務および資本提携する。この提携により、KDDIはモバオクの株式30%を保有すると共に、取締役2名と監査役1名をモバオクに派遣する。
モバオクの社長は、DeNA代表取締役社長の南場智子氏が兼任する。設立時の資本金は5000万円。KDDIへの第三者割当増資で、300株の新株を発行し、KDDIは3億円を出資する。
DeNAは、携帯電話専用オークション事業部門において、2004年3月より携帯電話専用オークションサイト「モバオク」を運営、KDDIは2005年1月より、DeNAと共同でKDDIの携帯電話「au」向けにモバイルオークションサイト「auオークション」を運営していた。「モバオク」と「auオークション」の会員は相互取引が可能で、「auオークション」のサービス開始後、「モバオク」と「auオークション」を合わせた1日あたりの会員増加数が約3000人から約7000人に増加するなど、事業の拡大が加速しているため、携帯電話専用オークション事業部門の分社化に至った。
両社では、「DeNAの持つオークションビジネスのノウハウと、KDDIの持つ携帯電話を利用したインターネットビジネスのノウハウを結合することで、有望なモバイル市場において相互にシナジーを発揮し、より高い次元でのサービス提供を実現する」としている。
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