NTTドコモは4月25日、2007年3月31日でポケットベルサービス「クイックキャスト」を終了すると発表した。
同社がクイックキャストを開始したのは1968年7月のこと。1996年6月には契約者数が約649万件に達したが、PHSや携帯電話の台頭で近年は契約数が減少していた。2004年6月には新規申込受付を終了しており、4月24日時点の契約者数は約29万件という。
同社は2月にPHSサービスの新規申込受付を停止しており、経営資源を第3世代携帯電話のFOMAに集中させる姿勢を強く打ち出している。
現在クイックキャストを利用しているユーザーに対しては、別途サービスの終了について連絡すると共に、携帯電話による代替サービスの案内を行うという。具体的には、iモードメールや、複数の人にiモードメールを一括送信できる法人向けサービス「グループキャスト」の利用を促していく。ただし、携帯電話へ移行を促す優遇措置については検討していないとしている。
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