Amazon.comは米国時間19日、衣料品などを販売する英小売り大手Marks & Spencerから、Eコマース技術とホスティングサービスを提供するための契約を獲得したと発表した。
同契約の下、Amazonの新しい子会社であるAmazon Services Europeは、Marks & Spencerのウェブサイト/店舗/コールセンター用のシステムや顧客サービスシステムのホスティングを行うほか、技術提供をしていくという。Marks & Spencerのウェブサイトの管理責任は、引き続きMarks & Spencerが負う。契約に関する金銭面の詳細は、明らかにされていない。
Amazonはこのプロジェクトの第1フェーズで、Marks & Spencerの複数の受注システムを統合する。第1フェーズは2006年夏に完了する予定。
Marks & Spencerの幹部は、Amazonとの契約により、コア業務により専念できるようになると語った。また、同社のウェブサイトには年間2400万人以上がアクセスしていることに触れ、これはMarks & Spencerがオンラインで成功を収めている証拠だと述べた。
Amazonにとってみれば、Eコマースサービスの提供先がまた1社増えたことになる。また同契約は、Amazonの欧州小売りサービス市場参入をも意味する。過去数年間で、AmazonはBorders.com、CD Now、Target、Toys "R" Usなどと類似の契約を結び、ウェブ ホスティングサービスやEコマース技術を提供してきた。
またAmazonはAmazon Services Europeをルクセンブルグに設立したことも、あわせて発表した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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